XSLTの基本

XSLTとは
・XSLT(XSL Transformaition)はXML用に開発されたスタイルシート言語。
・XML文書だけでは、WWWプラウザ上ではツリー構造化された単なるテキストとしてしか表示されない。XSLTは、XML文書内容を処理(並べ替え、データ抽出など)し、その結果を使用目的に応じて、いろいろな形で表現する。同一のXML文書を異なる表示形式で表現できる。
・より専門的にいえば、元のXML文書(Source Tree、ソースツリー)を別の形式の文書(メモリー内に展開される結果ツリー、Result Tree)に変換するための規則といっていい。このXSLTの変換規則を記述したのがXSLファイル(拡張子 .xsl)。
・XSLTプロセッサが、XSLファイルに記述された変換規則に従ってXML文書を別の文書に変換していく。

XSLファイルの基本的な構成(拡張子 .xsl で保存)

  <?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>   ・・・@
  <xsl:stylesheet version="1.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"> ・・・A
  <xsl:template match="処理対象の要素名">       ・・・B
        ・・・処理内容を記述                        ・・・C
  </xsl:template>

</xsl:stylesheet>

 @は省略可か?。またencoding=""は使用した文字コード名に変更すること。
 AのXSL宣言は必須。XSLのルート要素
 B処理対象の要素(ノード)を指定
 C処理内容を記述。XSL自身もXML文書の一種なので、XML規則に準拠して記述すること。

XML文書とXSLファイルの関連付け
・XML文書にXSLファイルを対応さすには、XML文書とXSLファイルを関連付けなければならない。
・XML文書のXML宣言の直後に、参照するXSLファイルを以下の形式で宣言する。

  <?xml-stylesheet type="text/xsl" href="XSLファイルのURI"?>

end(04/7/26)