
プラウザはWebページを展開する時に、どういう方針でHTMLソースを解釈し表示するか。そこに二つのモードがあるという。
「標準モード(Standard)」は、標準の仕様通りに解釈して表示する。「互換モード(Quirks)」は旧いバージョンのプラウザとの互換性を重視し、あえて標準仕様と異なる解釈で表示する。このどちらのモードを適用するかは、これまたDOCTYPE宣言の内容にかかっているようです。

上記の"Strict"の場合は、必ず標準モードとなる。これはその厳密性から当然。"Transitional"はどうか。DOCTYPE宣言にシステム識別子("http://
〜 .dtd")を付けた場合、標準モードになる。省略した場合は互換モードになる、という。システム識別子とは定義されたDTDの置かれているURL。ここに落とし穴があった!。

私はホームページ・ビルダー14のデフォルトのまま使っていたので、省略した場合の互換モードになっていたのです。それで新しいCSSスタイルoutlineは、旧いプラウザには対応していないので、プラウザが解釈を省いてしまったようです。
システム識別子("http:// 〜 .dtd")を以下のように付け標準モードにしたら、IE8でも正常にoutlineスタイルが表現できました。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
"http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
(補足)ホームページ・ビルダー14では、ページのDOCTYPE宣言を<編集>メニューの<ページの属性>の[ページ情報]タブで設定・変更できる。
(2011/1/3)