トケイソウ(時計草)

      徒刑草? (2009/8/24)


四月初め手に入れた一株の苗。順調に成長し,六月中頃から上の写真のようなふっくらとした蕾が見られるようになった。六月末のある朝、蕾の一つがカパッと割れ少しずつ開いていき、十分少々で開ききって時計盤が現れました。花びらの文字盤上に、雄しべと雌しべからなる長針、短針、秒針がはっきり見えます。偶然に遭遇でき、感動モノでした。一日花なのでしょうか?。

やがて夕方には時計盤も閉じ、惨めな姿に萎れてしまう。こうなればキリストの受難のイメージのほうが似合う。”徒刑草”です。

生育旺盛で、グイグイ伸びていく。やたら細い巻きヒゲをだし,周辺の花木に絡まりつつ伸びていく。現在,傍に植えたルコウソウが同じように細いツタをのばし,このトケイソウに絡まって育っている。互いに絡まりあいもつれ合い,もうどうしょうもない状態に。なるようになれと放置しています。あの奇妙な花は、時々思いついたように咲く。それも一個か二個まで,それ以上咲いてくれない。蕾のふくらみは沢山あるのだが・・・。