チクリン(サボテン)

      赤いリボンでお愛嬌 (2009/7/4)

二年前、花屋のおばさんに「手間ヒマかからず、素人でも育てやすいモノないですか?」と尋ねると、このサボテンをだしてきた。「チクリン」というヘンチクリンだが可愛らしい名称が気に入り持ち帰った。それ以来、大きく成長するでもなく枯れるでもなく、花が咲くでもなく葉が茂るでもなく、全く変化が無いのです。いつしかベランダの片隅に忘れられた存在に。
先日ふと見ると赤いものが見える。花が咲いているではないか。ビックリした。今まで見向きもせず、何もしてやらなかった。そんなオイラに赤いリボンでお化粧し、愛嬌を振りまいてきたんだろうか?。そんならと、水をぶっ掛けてやった。そんな媚も一週間だけでしたが・・・。
鉢に付いていた札には「人間に一番近い植物、話しかけると喜ぶます・・・サボテンをバージョンアップ(進化)させた強くて、美しくかしこい植物のこと」と面白そうなことが書いてある。「チクリン」・・・調べれば調べるほど不思議なことが多い。某サボテン生産業者のマスコットキャラクターというか商品名(ブランド名)らしい。そしてこの業者は国産サボテンの九割以上を生産出荷しているという。詳しくはさぼてん村を参照。人類誕生以前の第三紀新世代(今から三千万年以上前)からの「チクリン」の歴史が書かれている。これは壮大なる宗教だ!「チクリン教」