ヒヤシンス

      春の桃色火炎 (2009/3/26)


二月初め球根を植える。ショップに植えられていたままに,三分の一ほど地上に出して植えてみた。
やがて太い花茎が伸び,その先に薄桃色の小さなユリ状の花をたくさん咲かす。火炎のような花姿です。成長するにつれ何ともいえない心地よい香りをベランダに漂わせてくれる。
しかしさらに成長し濁った桃色に老化してくると,鼻につく腐ったような臭いに変わってきた。脇から新しい茎が伸び,新しい花が成長してきたので,古い花茎は付け根からハサミで切り取ってしまった。
これは良くなかったかもしれない。花茎ごと切ると切り口から雑菌が入り腐ることがある,ということを後で知った。花がらだけ摘み取るようにとのことだが・・・面倒くさい。

「ヒヤシンスHyacinth」の名前は,例のごとくギリシャ神話の美少年ヒヤキントスHyacinthusに由来するようです。和名の「錦百合(ニシキユリ)」のほうが好きだ。
和名には「夜香蘭(ヤコウラン)、風信子(フウシンシ)、風見草(かざみくさ)」なども。
花言葉もギリシア神話の悲劇的な話から「悲哀,嫉妬,遊戯,勝負・・・」など。