アブチロン

    赤ちょうちんチロリン (2009/2/27)

開花期は五〜十一月とあるが、冬場のベランダでズーと咲き続けています。暖冬のせいなのでしょうか?。初めて見た時、これは花とは思えなかった。ホオズキのような実の一種かなと。


赤いい筒状のものはガクで、この内からのぞいている黄色いのが花弁らしい。
その花の中から突き出している茶色いのはなんだろう?、雄しべ?。

和名でウキツリボク(浮釣木)と呼ばれ、釣りの浮き輪によく似た釣鐘状の花を垂れ状に咲かせる。また通称「チロリアンランプ 」とも呼ばれるそうな。”ランプ”というのも何となく雰囲気が出ていてよい。釣り用の浮きより赤提灯チロリンがよいナ。”チロリアン”ってなんだろ?とWikipediaで調べると、オーストリア・イタリアにまたがるチロル地方を指すらしい。しかし原産地はブラジル方面のようだし、なんかよく判らない。ちなみに学名「Abutilon」は、ギリシア語の「a(無)」と「bous(雌牛)、tilos(下痢)」という意味からきているようです。即ち、家畜の下痢止。やっぱり”赤ちょうちんチロリン”がよい。

アブチロンに関した素敵なサイトを見つけました。成長の記録を多数の写真を使って紹介しておられます。